船泊まりまで
![]() | 船泊まりまで 片山 恭一 (2006/06) 小学館 この商品の詳細を見る |
船泊まりまで
装丁のイラストが好きなイラストレーターだったので
読み始めました。
あらすじも何も知らなかったのですが、
最初はいわゆる(?)何にもない日々、
みたいなページを読むのが退屈でした。
最後にはそれが狙いだったのかなとも思いましたが、
全部読むには時間がかかりました。
ちょっと「はっきり」しない部分というのがあるので、
途中で「え?」と思って自分で考える、想像する面白さが
私にはありました。
(…途切れ途切れに、時間かけて読みすぎたので
ストーリーを掴めていなかった、という可能性も。無きにしも非ず)
以下、あらすじを載せておきます。(出版社より引用)
もしよろしければ。
見ないで読み始めるのも面白い本だと思います。
あらすじ
「
あやうく、悲しく、美しい、愛の道行き
システムエンジニアの俊一、その妻・冴子は、世間や周囲に対し、常に一定の距離を取り、決してうち解けることがない。しかし、共犯関係を結ぶがごとく、それぞれを縁とすることで、静かで穏やかながら充足した日々を送っていた。そんなふたりに、彼女の姉夫婦から代理母になってくれないか、との相談が持ち込まれる。その選択を受け入れたふたりだったが、やがてお腹が大きくなるうちに冴子に変調が起こり始める。毎夜、ひとり深夜の徘徊を続ける冴子。その彼女の後を、じっと追い続ける俊一。そんなある日、冴子が河に身を投げようとするが……。読む側の立場を揺さぶる、あやしく、悲しく、美しい愛の道行きを描いた物語。 」
しかし、この作者の本は3,4冊読みましたが、
良く病気の話を書きますね。
私が語りはじめた彼は
![]() | 私が語りはじめた彼は 三浦 しをん (2004/05/25) 新潮社 この商品の詳細を見る |
もろく儚く消滅? でも実はまだ切れてない、「彼」と私の仲。驚異の新鋭の傑作。
きっかけは「彼」の醜聞だった。女性にだらしなく、勤務先を追われ、新しい家庭におさまり、暮らしました。おしまい……いや、話はそんなに単純ではない。同僚や離れて暮らす息子、新しい娘、実の娘の婚約者、みんな闇を抱えて生きている。「彼」の影を引きずりながら。男女の営みのグロテスクな心理と生理を描く“関係”小説。
新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/book/454103/より
例えば、推理小説には犯人は必要ですが、
その犯人の心や、被害者の心など
全てを明かしすぎてしまうのは
淋しい感じがします。
謎は謎だから、って言うのかもしれません。
そんな気持ちはこの本で。
読んでも読んでも
最後には謎、というか
はっきりきっぱりと世界が見えない感覚が残ります。
「スッキリ」を求める人には…ちょっと物足りないかもしれません。
短編が繋がって長編となっている感じも
仕組まれた感じがしてたまりません。
月光スイッチ
![]() | 月光スイッチ 橋本 紡 (2007/03) 角川書店 この商品の詳細を見る |
小説を読んでいる時、
頭の中に人物像(特に外見)などは考えますか?
昔はこれをすっごく楽しんでいる自分がいた気がするのですが、
最近は全く出来ません。
でも、この橋本作品は
もしかしたらあえてそうできないようになっているようにも感じました。
どこにでもあるようなストーリーなので
特別な人物は浮かばないのです。
(もちろん挿絵があるものは別ですが)
この作品は3時間くらいで読めました。
前回の「ひかりをすくう」があんまり…と
おもってしまったのですが、
今回のストーリーは「ひかり」のリニューアル
のようにも感じられました。
でもやっぱり私の評価は3。
もう少し年を取ってから
読み直したいです。
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